October 21, 2018

デジタル・マイクロフォンとレコーディング

Mick Sawaguchi C.E.O UNAMAS-Label

本稿では、デジタル・マイクロフォンを使用したホール・クラシック録音からスタジオ録音まで様々なレコーディングについて3パートに分けて紹介します。
詳細はリンクしたPDFでお読みください。








マイクロフォン・カプセルで受けた-40-30dbという微弱な音声信号は、低レベルで長く引き廻すと、外来ノイズの影響を受けやすく、信号の解像度も劣化しやすくなります。デジタル・マイクロフォンは、マイクロフォン・カプセルの直後にA/D変換部を内蔵することで実現したマイクロフォンですがまだまだ多くのエンジニアが経験する状況ではありませんのでUNAMAS LabelPremium Recordsでの制作具体例を紹介しながらそのメリットや注意点などを紹介します。またなぜスタジオ録音では、デジタル・マイクロフォンが普及しないか?筆者の考察も後半で述べたいと思います。

デジタル・マイクロフォンの規格は、2010年にAES制定され2015年に改定されたAES-42規格で仕様が制定されています。主な内容は、マイクロフォン・カプセルの直後でA/D変換を行い、AES-3のデジタル信号をマイクロフォン本体から取り出し、逆にインターフェース側から様々なコントロール信号を送り出すインターフェース規格です。

・ Part-01 (PDF) では大賀ホールでのUNAMAS Labelのデジタル・マイクロフォンの使用例を紹介します。

・ Part-02 (PDF) では、RME製品を扱っていますシンタックス・ジャパンが運営する音楽レーベルRMEPremium Records」に筆者がエンジニアとして参画しました三鷹芸術文化会館「風のホール」での制作例を紹介します。

・ Part-03 (PDF) では、スタジオ録音でのJazzやタンゴ使用例とデジタル・マイクロフォン関連のAES42について紹介します。

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